FumioBlog(ビジネス/読書)

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Youtuberの低評価率増加にみるソーシャルアバターの重要性

はじめに

 私自身がInstagramやブログ等で情報発信を始めてから、発信者がSNS上でどう見られているかについて注意深く気にするようになりました。

 人気となったYoutuberやタレントが失言や炎上事案によって世間的に叩かれるケースがあります。このケースをよく観察することで、いわゆるソーシャルアバター(MUP竹花氏が呼称)を明確に決めて運用していくことの重要性を感じましたので本記事でまとめます。

ソーシャルアバターとは何か

 ソーシャルアバターとは、SNS上で発信者自身が演じるキャラクターのことです(MUP竹花氏が呼称したと認識しています)。

 SNS上でブレないソーシャルアバターを演じて発信することで、フォロワー数増加やインフルエンサーへ繋がるといいます。

 このとき、「3C」を設定することで他人を知人化させることができます。

・Complex:コンプレックスをさらけ出す
・Confidence:自分の自身があるものを明確に
・Controlled:権威性、社会的証明、返報性をだす

この3Cを活用することで、発信者のことを全く知らない人がサポーター(≒フォロワー、ファン)となります。

Youtuberの低評価率増加の要因

 人気があり低評価率(=低評価数/(低評価数+高評価数))が低いYoutuberが炎上することで低評価率が高くなるケースが散見されます。これは先ほどのソーシャルアバターが崩れることにより生じるものと捉えることができます。

 今回は、いわゆる炎上系Youtuberと異なります。元々高評価率が高いYoutuberが低評価率が高くなる場合を扱います。

派遣・借金あり・妻子なし40代男性のyoutuberの例

 派遣・借金あり・妻子なしの40代男性という経歴をさらけ出したyoutuberが人気です。動画自体は日常のルーティンや休日の過ごし方、趣味であるソロキャンプ等を淡々とまとめたものです。

 限られたお金の中で自身の趣味や楽しみを満喫している姿に共感を覚えて人気が出ていると理解しています。また、見た目が清潔感があり雰囲気のある顔立ちも人気の一因だと思います。

 そんな彼ですが、最近ある要因で低評価率が高くなる炎上が起きました。その背景として、
・派遣仕事を退職し、引越しを行った
・引越した先では無職でYoutuberを仕事とする
投げ銭による生配信を数回実施

 このような出来事の後、低評価率が上がりました。

 視聴者から批判される理由として、
人間性が変わってしまった
投げ銭目的での配信はやめてほしい
・こんな人だとは思わなかった

等、総じて当初認識していた性格や人間性と異なることに落胆したコメントが多かったです。

 この事象を先ほどのソーシャルアバターで考えます。当初低評価率が低かったときは、丁寧な暮らしをしている派遣業の素朴な男性+見た目が良いことで人気がありました。

 しかし、Youtuberを生業とすることへの表明や動画配信をきっかけとしてそのソーシャルアバターとは異なる一面がみえてしまったことで低評価が増えてしまったものだと思います。彼のもともとのソーシャルアバタ-である質素な丁寧な暮らしをしている面と異なる、お金に強い執着心を示す性格が垣間見えたことが低評価率増加の要因と理解します。

 引越しを行ってまで新しいことに挑戦する姿勢は非常に素晴らしいことだと私自身は思います。また、お金を稼ぐことは生きていく手段なのでその行為は理解できます。

 彼自身がYoutube越しに判断されるソーシャルアバターを意識していたか、あるいは意図的に作ろうとしていたか不明です。この事案からいえる重要な示唆は、ソーシャルアバターは一貫性を持たせるべきであるといえます。

 中には、このソーシャルアバターを意識せず人々に共感される人間性の人がいるかもしれません。その方は、飾らずその思いや考えを発信しても炎上が起きません。しかしながら、私を含め万人から認められる人はそうそういません。

 従って、Youtube含む情報を発信するプラットフォーム上ではそのアカウントで見えるキャラクター(≠自分自身)の見せ方に気を配らなければなりません。

※個人を中傷する目的での記事ではないため、名前は伏せています(検索すればすぐ判明しますが。。)。

終わりに

 SNS上ではソーシャルアバターを演じることが炎上防止のためには重要です。

 翻って、ビジネスの場面でも同じことが言えます。役職や職種によって相応のふるまいや態度があります。従って、それを演じる気持ちを持てているかがビジネスパーソンとして目の前の仕事を着実に進める鍵になります。

 年齢に応じて求められる資質や特性が変わるため、常に一つ高い年次や役職を意識してそこに近づくように自分を変えていくことがビジネスパーソンとして良い年齢の重ね方だと思っています。